このレビューはネタバレを含みます
揉めに揉めて家出までして一緒になった夫婦。しかし夫がスタバの女と駆け落ち。幼い姉弟は、一週間だけ母の実家に行き、母が新しい恋人とクルージングの旅に出て気分転換できる時間を作ることに。赴いた母の実家で、姉弟は母に見せるため、ドキュメンタリー映像作成に勤しむ。しかし、なんだか祖父母がおかしい。小屋に大量の使用済み大人用オムツが溜めてあったり、祖母が夜中に裸で壁で爪とぎのような行動をしたり、走り回ったり。おしめは、男らしくという気持ちが強いおじいさんが隠しているもの、おばあさんの行動は年寄りにありがちな一種の病気がと説明されるが、なんだか釈然としない。そしてだんだん祖父母の奇異さはめにあまるようになり…………
そこそこ面白かった。そう、面白い。ホラーかと思ってたけど違った。コミカルな映画で、思わず笑ってしまった。
好きなのが、姉弟がビデオ回してると、昔演劇してたんだって言ってくるのが劇中に二人いるんだけど、二人とも勝手に演じ始める。うんざりする二人。
夜中に変な音がするから、弟が部屋の戸を思い切って開け、外を写す姉。すると、扉の向かい側の壁で裸で爪研ぎみたいな行動をしているおばあちゃん。扉を開けたまましばし無言。しばらく映るばばあの尻。扉を閉め、なんだった⁈と純粋な目で見つめてくる弟。
この流れまじ面白すぎ。
全体的に、ギャップが散りばめられてて、それが面白さだったり、怖さだったりになってた。
例えば、床下で姉弟が隠れん坊するんだけど、そこにいきなり参戦してくるばばあ。高い声をだしてすごいスピードで四つん這いで追いかけてくる。二人とも驚いて、床下からでるんだけど、ばばあが、平然と出てくんの。しかも下は何も履かずに、エプロンをしてる。んで、クッキー作るわねとかいうの。すげぇ怖い。この落差。普通なのに異常な行動。
あとこえぇなってなったのは、昼間に姉が弟を驚かそうと隠れてた納戸の扉を夜中にばばあが開けては閉め、開けては閉めって延々してるの。そのあとも二人が昼間過ごしてた場所がわかってるのかよみたいに行動しててめちゃくちゃ怖かった。
ほかにも色々あったけども、まあ面白かったです
