すき！面白い！
お姉ちゃんと弟の2人が、母親の元を離れて田舎の祖父母の家に泊まりに行く。
母親が祖父母と絶縁状態だったことから、今回 祖父母にはじめて会う2人。
列車が最寄りの駅に着くと、優しそうな老夫婦が2人を歓迎してくれた。
ここで過ごす1週間、2人はいくつかの約束事を言い渡される。
しかし、ひょんな事からその約束を破ってしまう。
それからと言うもの、穏やかに流れていた祖父母との時間に、少しずつ奇妙な点が見え隠れしはじめる…
ホラー映画の主人公にしては、勇敢でわんぱくな姉弟。お化けとかにも立ち向かっていく感じ？と思いきや、次第にそういうストーリーではないことがわかってくる。
おじいちゃんおばあちゃん、怖いです…
祖父母の家で過ごした時間をドキュメンタリー映画にしたい！というお姉ちゃんの発想から、ハンディーカメラで撮ったような視点で繰り広げられる作品なので、姉弟と同じ目線で恐怖を味わえるのが面白いポイント。
終盤になり「あ、これやばいやつだ…」と気付くシーンはゾッとします。
そして、そこからは、気持ち良いくらいに伏線を回収していきます。
そして、怖いだけじゃなくて、家族の絆をしっかり感じられる作品でもあります。
複雑な家庭環境で、心に傷を負いながらも明るく逞しく振る舞っていた姉弟。
そんな2人が恐怖を乗り越えながら、トラウマを克服していく。
明るく軽快なエンディングから、2人の心の成長を感じられます。
