おなじきょうだい物でも「ファウンド」の兄弟感とこっちの姉弟感には雲泥の差が。
じわりじわりと迫りくる恐怖。
奇妙な老人夫婦の異様さと所々にあるユーモア。
面白い。
姉弟がそれぞれ心に持っている父親の喪失感と心に持つ傷との対峙、そして昇華を上手く描けていたと思う。
ドキュメンタリー風のカメラワークは、臨場感を狙ってのものなのか画面酔いする位の手ブレを多様しがちなのに比べて、ドキュメント的な撮り方の演出も観やすくて良い。
最後の弟くんのラップシーンも愛らしい。
そして婆さんの尻丸出しの後ろ姿は何だか衝撃笑。