「そうやってすぐぶさけるのよくないーー」
「シックスセンス」で世間を震撼させた鬼才シャマランですが、シックス以降ずっと悪ふざけが続いてます。
しかしながら、久しぶりに鑑賞した「ヴィジット」は初見当時よりはまともに楽しめました。
先日、ミア・ゴス主演「X」を観た時に既視感あるなと思ってたら本作だったんですね。
田舎の邸宅に住む狂った奇妙な年寄りとの遭遇。
狂気性はどっこいです。
ただし、ヴィジットは撮影マニアのお姉ちゃんのカメラ＝POVで話が進んでいって前半はまあいいんだけど、後半、命からがらのシーンで、そんな土壇場でいつまでもカメラ回してる訳ねえだろという至極まっとうなツッコミはやはりどうしても抑えきれないわけで。
ここで興醒めしてしまうんだな。
ハンディカメラじゃなくて、取り外し忘れた固定カメラ映像にすれば説得力増したのに。
あと、もっと怖くできたよね。暗闇でカメラの前に現れる老婆とか、もっと怖くできた筈。
モンスター老夫婦の二人が案外、子供に負けるくらい弱すぎてがっかりだ。
あとラストの弟のラップは絶対いらないし。
それとおじいちゃんのオムツ、潔癖症の弟の顔に擦り付けるのは、その演出はアウトよ。 ダメ、絶対。
