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Ataque de pánico!のOASISのレビュー・感想・評価

Ataque de pánico!(2009年製作の映画)
3.1
突如ウルグアイの首都モンテビデオに現れた巨大ロボットや宇宙船が破壊の限りを尽くすという約5分の短編映画。

この作品がyoutubeで700万回以上再生されるほどの人気を博し、それが「死霊のはらわた」のリメイク企画をプロデュースしていたサム・ライミの目に止まった事でハリウッドデビューが決定したというフェデ・アルバレス監督の初期作品。
予算が約4万円と、その値段を考えると多少のチープさはあるものの十分の迫力では無いだろうか。

少年が港でロボット遊びをしていると、突然海の中から「パシフィック・リム」のイェーガーのような巨大ロボットが現れ、上空にも大量の飛行物体が飛び回る。
逃げ惑う人々や物珍しそうに動画を撮る人達をよそに、貴重な建築物を次々とミサイルなどの武器で壊して行くロボット達。
ついには原発施設まで襲撃し、街は火の海に包まれる...。

ロボット達の目的やらは何も明かされずただただ破壊の連続を眺めているための映像で「死霊のはらわた」要素は一切無いように思うのだが、建物が破壊される際の破片の飛び散り方などはVFXを駆使していて見栄えは良い。

ロボットのデザインが、イェーガーの様なとは言うもののもろに鉄の塊という感じだったので、色彩が豊かだったならもっとワクワしただろうと思う。
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