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モントレー・ホテル
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『モントレー・ホテル』に投稿された感想・評価

フレームインフレームに由る習作。
ニューヨーク、マンハッタンのホテルを撮影した、抽象絵画的な作品である。
シャンタル・アンネ・アケルマン。

ホテルエレーベーターの中からのカットでは、ライティングに拠らない影絵的手法、続く数カットでは前作と同様に、静物画の中の一点の動を捉えている。
ただ、本作は矢張りフレームその物に焦点を当てた作品となろう。
廊下や窓枠を利用した一般的なものから、街を俯瞰しビルや道路の人工的な直線をフレームとして捉え、画面を画した応用的な手法まで、幅広く試みられている。

どちらかと言えば美術的アプローチで撮影された実験的作品であって、マチエールを愉しむのには良いが、主題が曖昧且つ散漫で、長回しも冗長と云った欠点も見られる。
同じアプローチで撮影された作品に、ボカノウスキーの『天使』が有るが、テーマが絞られている分「天使」の方が素直に観られよう。
アケルマン最初期の作品である為、割り引いて見るべきであろうが─、スコアはこの評点とする。
本当に構図が素晴らしい。そして終盤近くにある窓から射し込む光が廊下の壁に反射する光景!
映像作家でもあるが、フォトグラファー的でもある。
無音だし、何が起こるわけでもない。人間を捉えているわけでもない。カメラはただただ、ホテルという施設の閉塞的な空間を映し出す。虚無的な時間が流れる。深夜と思われる時間帯でのホテルは上がり下がりするエレベーターのスゥイッチの点滅でさえホラーじみていて、心霊動画を撮る為の定点カメラを思わせるくらい(苦笑)しかしワンシーンで、画一化されたホテルの部屋でさえ、ベッドの位置を動かせば違うものに見えるということを改めて知った気がする。
秋日和

秋日和の感想・評価

3.5
鏡を使った少しばかり技巧的なショットから始まる本作は、特別フレームを意識した作品だと感じた。勿論、映画ならばフレームを意識するのは当たり前なのだけど、この作品は「フレームってなんだっけ?」という場所にまで立ち返って、映画を見つめているような気がする。
舞台はタイトルの通り、モントレー・ホテル。このホテルが実在するのかどうかはさておき、アケルマンはホテルの至る所にカメラを置いて空間を切り取っている。例えばエレベーターの中。一見乗り降りする乗客とフロアをただただ映しているだけのように思われるシーンなのだけども、実はこの時、エレベーターの扉がある種のフレームとして機能している。
客室のドアや部屋の窓など、フレームに該当するものはホテルの至る所に存在する。そして子供が部屋のドアを少しばかり開けてチラチラとこちら側を覗いていたり、画面の手前にある扉がカタカタ揺れている等、フレーム外への目配せも忘れはしない。その意識の高さは、アケルマンってホラーも実は撮れたんじゃないかと思うほどだけど、今となってはそんなこと思ってもどうしようもない。
ホテルにどんな従業員がいて、どんな利用客がいるのかは、正直映画を観ただけでは全く分からない。きっと中には長年勤めているホテルマンや、何度も何度も宿泊したような常連客がいるのだろうと思うのだけれど、きっとそれらの誰にも負けないくらいアケルマンはこのホテルのことを知っているんじゃないかと思う。何処にカメラを置こうか、どうやって画面を切り取ろうかと、彼女は悩みに悩んだ筈だ。ホセ・ルイス・ゲリンという監督はしばしば「人」でなく「街」を主人公にした映画を撮る人だと自分は思っているのだけど、だとしたらアケルマンは「ホテル」を主人公にした映画として本作を撮ったのではないかな。ホテルの昼の顔や夜の顔をカメラの前進/後退移動でゆっくり捉えれる光景は忘れがたい。そして何より、究極のフレームは監督の眼差しそのものなのかもしれないな、なんてことも思ったり。

『モントレー・ホテル』に似ている作品

東から

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2023年04月08日

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