モノローグに興醒め。消音字幕なしで観たいくらいだけれど、マットを引きずる時の音や紙の擦れる音が聞こえなくなるのはつまらないよなー。なんて思いながら観ていたら、男との出会いからは静かで心落ち着いた。
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「気持ちを説明する手紙」
手紙に書かれた言葉はショットとして提示されるわけではないから、私が彼女の気持ちに対して何事か語ることも不能のように思える。だから言語化が未遂のしかし言語以上のイメージ…
NYから帰国したアケルマンの長編デビュー作。
撮影時24歳の実験的セルフポートレート。
《私(あなた)のパート》
狭いアパートの一部屋には恋人と別れて正気のないアケルマンが、マットレスをあちこちに…
前回アケルマンの作品『ジャンヌ・ディエルマン』を観てから、生活に変化があった。夕食をとるときは、いままでパソコンでyoutubeを観ていたのだが、それをやめた。夕食の時は夕食に集中する。そして味覚を…
>>続きを読む初アケルマン。若い女性(アケルマン)が狭い部屋から1歩も出ずに寝たり起きたり模様替えをしたり裸になったり砂糖を食べながら手紙を書いたりする様子をずっと写している。画面一面の青にナレーションが続くだけ…
>>続きを読む秩序から逸脱した場面の切り取り。
かと思えば、自身の内なる微かな記憶や不安を呼び覚ます要素もあり。(これは私が女性だからなのだろうか?)
マットレスと手紙と砂糖の部屋、ヒッチハイクで出会った彼と、久…
初めてアケルマン作品鑑賞。やばいものを観てしまったという感想しか出てこない笑。普通にめちゃくちゃこわかった。そもそも考察が無意味だと思える作品。まあそれでも考察してしまうんだけど。
基本的に長回しな…
シャンタルアケルマン1本目。
タイトルの映し出し方が筆記体版のゴダールで、とても浅はかな感じがして、冒頭の部屋のシーンが作り物のように思えてしまった。
女同士のシーンも2匹の猫が戯れてるのかと思うほ…
若い女性がひとり、家具を動かしたり、自身が納得いくまでマットレスを動かしたり。
砂糖を食べては手紙を書き出し、裸でうろうろ。
女性の語りがずっと流れる。
何かを待っているけどそれは明かされない。…