気だるさを常に漂わせている女。
ただ時間を潰すように生きているようだ。
世界も人生もどうでもいいと言うように、ひたすら時間が過ぎていくのを待つように生きている。
部屋から何もかもなくしてしまう。…
部屋に引きこもり、ちょっと模様替えしてみたり、手紙を書いてみたり、裸で過ごしてみたり。砂糖をスプーンで掬って口に運び続ける女を見る時間はある種の苦行。
空腹に耐えかねて外へ出る。ヒッチハイクでトラ…
このレビューはネタバレを含みます
初めてアケルマン作品鑑賞。やばいものを観てしまったという感想しか出てこない笑。普通にめちゃくちゃこわかった。そもそも考察が無意味だと思える作品。まあそれでも考察してしまうんだけど。
基本的に長回しな…
ベルギーの女性監督シャンタル・アケルマンが撮影当時24歳で自身を主人公に撮り上げたセルフポート的な作品。
退屈と紙一重な作風が、時に心地よかったりする。超刺激作もしくはズンと重い作品を観た後だと余…
以前同監督の「ブリュッセル 1080 コメルス河畔通り 23番地 ジャンヌ・ディエルマン」を観た時と全く同じ感想で、一般人が観るものではない。
実験映画の部類に入るのだろう。
確かに監督の「一般的…
このレビューはネタバレを含みます
シャンタルアケルマン1本目。
タイトルの映し出し方が筆記体版のゴダールで、とても浅はかな感じがして、冒頭の部屋のシーンが作り物のように思えてしまった。
女同士のシーンも2匹の猫が戯れてるのかと思うほ…
ひとりは孤独で、あっという間に黒に飲み込まれて消えてしまう。手紙を床に散らし、砂糖を食べ、肌を出し、存在が消されないために白い画面を作ってる。
男といると孤独ではないので黒に消されるわけではないが、…
シャンタル・アケルマンって女性だったのですね
しかもこの作品の主人公でお綺麗な方ですね
全編モノクロで会話などがほとんど無く
主人公の行動を説明したナレーションが序盤にあるくらいでシンプルな分なか…