カイエ・デュ・シネマ週間での邦題は「私、あなた、彼、彼女」
やはり綿密は構図と光彩が秀逸に美しい。窓ガラスや鏡に写し出される‘私’の姿。‘私’は自分自身をも赤裸々に見つめている。
甘いものが苦手だか…
アケルマン④
マットレス以外に何もない部屋で心身ともに素っ裸のまま"あなた"への心情を綴る一章、ヒッチハイクで出会った"彼"へ複雑な眼差しを向ける2章、"彼女"を訪れ動物的に愛を求める3章。"私"…
ざっくり無造作に成り行きに任せ作られているようで、勿論そうではない。緻密に見せない緻密さや、さりげなささえ感じさせないさりげないユーモアで全編が彩られている。
映画は3つのパートから成る。
1:部…
アケルマンがこんなユーモアに充ちた作品を撮っていたなんて!という嬉しい喜びでいっぱい。言ってみれば「私」(=アケルマン)が部屋でダラダラ過ごしながら「君」に手紙を書き、部屋の外に出た後ヒッチハイクを…
>>続きを読む