[私とあなた、彼と彼女] 90点
大傑作。シャンタル・アケルマンの初長編。監督本人が演じる主人公が、恋人と別れた日から綴った日記のような一作。別れて間もない頃は狭い部屋の模様替えとしてマットレスを…
【動物的ダイアリー】
シャンタル・アケルマン監督のセルフポートレート映画。
〈あらすじ〉
小さな部屋に若い女性が一人。彼女は外出することもなく、家具を動かしては居心地の良い空間を探すことに執心…
何か足りない、どこか落ち着かない。
だから動きつづける、というのは非常に力強いのだけどパワフルに描かれていなくて、当然でしょ、という静かさ。
え?歩かないの?と、足を止める自分に真顔で声をかけてくる…
このレビューはネタバレを含みます
モノローグに興醒め。消音字幕なしで観たいくらいだけれど、マットを引きずる時の音や紙の擦れる音が聞こえなくなるのはつまらないよなー。なんて思いながら観ていたら、男との出会いからは静かで心落ち着いた。
…