甲冑

故郷の便り/家からの手紙の甲冑のレビュー・感想・評価

故郷の便り/家からの手紙(1977年製作の映画)
4.0
70年代のNYの雰囲気が実際にそうなのか、欧州人・ユダヤ系の出自としての、或いは当時知識人としての批評性が反映されたものなのか、その辺りは見る者に委ねられている。母の手紙という言葉の層とひたすら事物を映す映像の層の関係のなさも全くドラマの起きなさ加減も良い。あと横スクロール技法や事物相対化技法も既にこの頃から確立されていたのねと。最後のマンハッタンの既視感は何だっけ?考えど老いた脳では全く思い出せず、この記録を見返したら、あ〜『パーマネント・バケーション』でしたか…(先にオマージュを見ていた)。
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