NEWおっさん

シン・エヴァンゲリオン劇場版のNEWおっさんのレビュー・感想・評価

5.0
「ありがとう、エヴァンゲリオン」

エヴァ新シリーズいよいよ完結編。約3時間というアニメ映画ではなかなかお目にかかれない長丁場だった。自分もテレビアニメ時代からの付き合いだったからマジで感慨深い。

まず一言言わせて頂くと、テレビアニメ版みたいななんじゃこりゃENDじゃなくちゃんと完結しているコトに胸を撫で下ろした。途中絵コンテ入るシーン見た時またかと戦慄を覚えたがすぐ元に戻ったのでホッとした。

自分は一通りエヴァシリーズを見ただけで深く考察するヱヴァフリークでもない一視聴者なので後半の専門用語連発と内面描写の連続はちょっと目まぐるしすぎて付いていけないとこもあったが、それぞれのキャラに決着を付けてるのも良かったな。ちょっと何の為に出てきたのみたいな新劇からのキャラ、マリも今回は結構なキーポイントとして大活躍。

前半は前半でのほほんとし過ぎなトコもあるかも知れないが、もう日常なんて見れないと思ってたからたっぷりと時間かけて日常を描写するのは意外でもあったし、ケンスケやトウジ、委員長も出てきて大人になっててなんか感慨深いものがあったなあ。やっぱこの3人の空気感は堪らん。

しかしやっぱり女性がカッコイイ作品だわ。序盤のウジウジシンジがマジでウザかったけど、ちゃんとアスカが代弁してくれるし、今回のミサトのカッコよさには痺れた。あ、Qでは出てこなかった加地さんもどうなったかちゃんと描写されます。

振り返ると壮大な親子喧嘩なんだろうな、エヴァを一言で表すとしたら。今回でゲンドウのはっきりしなかった目的が明確に語られるので、たっぷり尺を使って成長したシンジとの戦いも映えるのも必然的。全てはこの為に、みたいなラスボス全部だったな。

色々とこれからSNSやネット上で感想や評価がわんさか出てくるだろうが、初日に見た自分としては、単純に面白くてちゃんと全てにケリを着けてくれて良かった。この感想書いてる今もエヴァロスがパない。あーもう新しいエヴァ見れなくなるのかあ。今までありがとう、エヴァンゲリオン。

——————ここからネタバレ—————






















トウジと委員長が結婚してるのはまあ予想付いたけど、アスカの居場所がケンスケなのは驚いた。なんかケンケン呼びとかしてたり、発破をシンジにかける時ケンスケを例に挙げたりとかしてたけどまさかねえとは思ったけどさ。まあでもアスカを幸せにしそうだしやっと救われた感じがして全然良かったけどな。シンジ加持以外ならまあケンスケが落とし所かな。

あとラスト、シンジはマリとくっ付いたのかこれは。なんだかんだレイとくっ付くと思ってたがレイはカヲルと話してたし。しかし結局マリの正体が良く分からんかったな。ネットじゃゲンドウの同級生でユイとゲンドウをくっ付けた張本人らしいが。またDVD出たら見返して見よう。しかしこのカップリングはネットで荒れそうだわ。

トウジの妹がヴィレに入ったのはニアサーきっかけなんだろうけど、そこの状況とかを本人達から聞きたかったとこはある。