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シン・エヴァンゲリオン劇場版のHAGのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

超個人的な感想を述べるならば

悲しさを覚えた。


シンジくんに置いてかれた気がした...


迷いの中にずっと居たシンジくんが
ついに長いときを経て、

パラダイムを繰り返しついに迷いの中から
思春期のあのどうしたらいいのか分からないあの気持ちの迷路から

脱出してしまったのだ。


闇(病み)から抜け出して光(リアル)に辿りついた
シンジくんのその眩いリアル(光)に僕は心がやられてしまった。

彼は立ち直ったのだ、いや羽化を遂げて
人との調和に適応し進化したのだ。

堅い殻から抜け出して蛹から

蝶へと進化したのだ。

その事実に打ちのめされた...
超個人的な感想として
「自分は?」と自答を求められた。
そう感じた。

「君は?」と碇シンジに尋ねられた。

そこに解を導けなかった自分が居た。

「鏡のような映画」
そうこの映画は、
いやエヴァは鏡なのかも知れない。

見に行ったはずなのに、
見ていたのは映画ではなく自分自身。

最後にシンジくん、
あのときのみんなと同じように

「おめでとう。」

最後の最後に自分自身に、
あのときのアスカと同じように

「気持ち悪い。」


自分はまだまだクソガキだな...
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