りょう

シン・エヴァンゲリオン劇場版のりょうのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

この感覚は何なんだろう…ずっと頭の片隅に引っかかっていた何かが取れて、開放された感覚。中学生の頃から見ていたエヴァンゲリオンがついに終わった。まずはここまでハードル爆上がりな状態に見事多くの人が納得する作品に、「終わった」と思える作品に仕上げた総監督・庵野秀明さん、ありがとう、お疲れさまでした。

みんな一人一人に受け取り方があっていいと思うので、恥を忍んで感想をつらつら書きます。

前半、第3村で「そっくりさん」が人間の気持ちや人との関わりを知っていく。「仕事をする」ということの尊さ、かいた汗、人との繋がり。

率直にアディショナルインパクトとか半分くらいよく分からなかったので、これから解説読み漁って理解したいですが、それが分からなくてもラスト1時間くらい?で今までのエヴァの決着を付けてる。碇ゲンドウは庵野秀明であり、最後の最後に語り始める。

人と関わることなく、一人でいた方が楽、でも人と対話し、触れ合い、共に生きる世界、おはよう、おやすみ、ありがとう、さよならがある世界。それが尊いと、気付かないうちに歩いていたトンネルから
脱出できたこと、それがつまり大人になるってことなのか。こんな歳になってやっと気付かされた。

個人的に色々あって人類補完計画発動したくなるような、いまそんな気分なんだけど、周りを巻き込んで個人の欲を満たすってよくないね。大人になれ、自分。恥のない人生にね。思いとどまらせてくれてありがとう。

最後のチョーカー外れる音からの「One Last Kiss」からの「Beautiful World」。もう鳥肌立つくらい完璧。

早速NHK+登録して、今からプロフェッショナル仕事の流儀みます!

ありがとうエヴァンゲリオン!
りょう

りょう