riesz77

シン・エヴァンゲリオン劇場版のriesz77のネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ようやく観に行けた!半年ぶりの映画。
(映画漬けだった頃の生活が恋しい)

エヴァはマンガ、アニメ、序破Qと観ているから最終章は楽しみだったし、実際おもしろかった。序はアニメをさらってるだけだったのが、破・Qと徐々に物語が変わっていき、サードインパクトも起こってしまう。眼帯アスカに罵られるシンジ、綾波レイじゃない綾波レイ。トウジやケンスケも懐かしすぎる。

他にもゲンドウや冬月、カヲルくんなど、登場人物それぞれを丁寧に描かれていて、終わり方もアンチがいなさそうなくらい無難で美しく、そこに宇多田ヒカルのOne Last Kissでエンディングを彩り、余韻が残る作品に仕上がってた。

途中からハッピーエンド期待してたけど、やっぱりこの終わり方がエヴァ。抽象的で、解釈も様々。バッドエンドでもない。前作を見返さずに数年前の記憶で劇場に行ったから、思い出す登場人物や名前、シーンなど懐かしさが溢れた。

アニメ版と大きく違うのは、マリの存在。マリがいなかったらあの結末はなかった。冬月との関係もわからない、最後はシンジとくっつくような描写も、謎が残る。

好きなシーンは、アスカとマリの共闘。マリのアスカに対する接し方がいい。13号機のATフィールドを破るために眼帯外して使徒の力を使うあたりの経緯は記憶にないけど、エヴァに乗って人類を守ることに関して、パイロットの中で一番自覚しているのがアスカだと思う。ミサトさんが髪を捲り上げるシーンも良い。

謎がさらに深まって終了。それがエヴァだと受け入れられた方がおもしろいと思う。人生でもう一度、アニメと映画を一周したい。この時代に生きることができて、本当に良かった。
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