nao14000605

シン・エヴァンゲリオン劇場版のnao14000605のネタバレレビュー・内容・結末

1.0

このレビューはネタバレを含みます

どうせ「わけわからん」と言われるなら、わけわからんものを極め尽くしたものを作ってやろうという庵野秀明監督の意気込みが感じられた。
またこれから考察サイトなどをひたすら見て考えたりしなければならないんだなぁとその時間を思うと暗澹たる気分になった。ウンザリ・ゲンナリである。またこんなわけわからんものに付き合わなければならないのか。。。
とにかく疲れた。その一言に尽きる。

今までエヴァンゲリオンのファンなら盲目的に肯定せざるを得ないのだろう。宗教じゃないんだから、「ストーリーが破綻しててわけがわからん」という感想は素直に言ったほうが良いと思う。

まず綾波レイが可哀想。なんでこんなに可哀想に描く必要があるのか?まるで可愛い子犬を描いて途中でその子犬を爆殺するような映画だ。胸糞悪い。かつてステージ上でウサギを殺すというショーを行い、インパクトを与えたパフォーマーがいた。爆笑問題の太田光はそのパフォーマンスを批判して、「殺すという行為自体がインパクトを生むだけであり、本人のパフォーマンスの能力は低い」と言っていた。今回、黒綾波が途中でオレンジ色の液体になって爆死するが、これは上記の話に近い。可愛い人を描いて、しばらくしてその人を残酷に殺す事で観客はショックを受けるが、それを見せるのは単に監督の悪趣味のなせるわざである。これはやめて欲しかった。これに対する主人公や他の登場人物の反応も非常に不可解である。黒綾波の無知に起因するのであれば、それを知ってるであろうアスカはそうなる事を本人に教えてあげるべきだったし、対策するべきだっただろうし、シンジはそこに何か後悔などを感じるべきだったのでは?アスカに怒りを感じるべきだったのでは?他の黒綾波と親しくしていた人たちの反応も何も描かれておらず不憫すぎる。とはいえネルフもないし、アンドロイドに対して何かケアする施設もないし、それは仕方ないという説明もできるかもしれない。ならせめてそういう説明をして欲しいところだ。

村で過ごす時間を描く前半はとても良かった。人と人が会話をゆっくりしていて、話している内容がちゃんと日本語になっている!
しかし最終決戦の後半は、これまたグッチャグッチャのカオスのテンヤワンヤで、わけわからんごちゃごちゃのぐちゃぐちゃで、ストーリーが破綻、崩壊している。いつどこで誰がなぜどうなっていて、因果関係がどうでこうで、なぜなのかとか、完全に無茶苦茶にぶん投げており、呆然とスクリーンを観るしかなかった。裏宇宙という事でなんでもあり感もメタ概念も実写など何もかもありで、そもそも映画って何だっけ?という概念を破壊するカオスさであった。例えるなら闇鍋に肉と野菜と靴とホースと異次元の扉と南極と宇宙人と虚数とグラハム数と2兆年前を入れて煮込んで裸踊りでダイブするようなものだ。

要は人類補完計画を妻に会うために発動して、それを止める葛城ミサトやエヴァをそれぞれ裏をかいて止めたり何やかんやしているのだが、ゲンドウは「そうか」といきなり納得して退散して電車を降りてしまった。アスカも心象モードになり、これまたいきなり元の世界に飛ばされて終了。母親が出てきてなんかシンジが救われた感じになってた。取り込まれた髪伸びた綾波レイにもついに再会できたようで良かったが、また心象風景的にどうにかなって、また心象風景的にウヤムヤで終わり、首無しのあれ何?インフィニティ?が巨大な綾波レイに吸い込まれていき、人間に戻ってフォースインパクトは阻止されたようだ。巨大な綾波レイとはゲンドウの見た幻であるが、要は魂を集める依代が妻のユイであり、それと同じ外見の綾波レイという事か。しかしグロテスク過ぎる。勘弁してくれ。一体、何を見させられてるのだ。。。そしてなんかビーチでマリと会い、場面は変わり、駅にいた人たち、綾波レイやカヲルくんや、大人になったシンジとメガネ女が何やら話して完結。なんじゃそら。

8割理解できてあとの2割を考察サイトで理解しようとかじゃなくて、ほぼ理解できないようなことを考察サイトとか見るのは、本当にめんどくさいの一言である。

4thインパクトというものに向かってストーリーは進んでいたが、実際にそれが起こると、異次元の裏宇宙という設定のため、いきなり過去のトラウマを語るというわけのわからんシーンの連続となり、「ストーリー」という概念が崩壊して狂人の戯言のような場面の連続となる。「裏宇宙という設定のため」と書いたが、そもそも裏宇宙って何だよとか、なんで裏宇宙に行けるんだよとか、そもそも行く目的って何だよとか、なんで裏宇宙の事を知覚できないんだよとか、じゃあ裏宇宙で戦うって何だよとか、裏宇宙でなんで生きてるんだよとか、なんで精神的な対話になるんだよとか、考えてみると、何もかもわけが分からない。

カジさんはなんか死んでて、葛城ミサトは謎の槍と化して特攻して死亡。そもそも葛城ミサトが死ぬ理由ってなんかあったっけ?意味が分からない。うおーって突っ込んで爆死するだけだったら自動運転にでもしとけよ。何でも叶う制約なしの何でもありのガイウスの槍を、なんで人間達が何の説明もなしにあの短時間で作れたんだ?そんな簡単に作れるなら最初から作っとけ。ご都合主義が過ぎる。説明不足。

あの何十万体か何百万体の大量のロボットは誰がどうやって作ったんだよ?世界が殆ど滅びてるはずなのにすごい工業力だな。

シンジの母ユイはこうなる事を見越してエヴァになった?は?おかしいだろ。ユイがエヴァになったからゲンドウがイカれて人類補完計画はじめたんだろ?ユイがエヴァになったからシンジがパイロットになれたんだろ?因果関係が逆なんだよ!シナリオ書いたならそれくらい覚えとけ!

子供しか乗れないはずのエヴァにおっさんの顔なしゲンドウが乗り込んで神のような存在にネブカドネザルのカード使ってなって、裏の世界に入ってエヴァ初号機?(どこから出てきた?)に碇シンジが乗って、父息子対決を行い、戦いではなく、精神の対話とかなんとかになって、急に碇ゲンドウが意気消沈して途中で放棄する。は?なんで30年近くの努力を重ねて世界の数十億人と、動植物を全て犠牲にして、自分も人間を捨てて、脳がこぼれた空洞頭になって、ようやく辿り着いたのに、いきなりやめてんの?意味わからん。
ちょっと息子と話したくらいで何か悟って諦めるくらいなら最初から地球滅ぼしてんじゃねえよ!
やってる事の酷さと、諦めの早さが全然釣り合ってねえんだよ。

「破」でエヴァ初号機に取り込まれた綾波レイについに対面した。これは自己犠牲を払ってシンジを助けて自爆しようとして使途に取り込まれたのちにシンジが必死になって助けて、使徒から引き上げて初号機にそのまま取り込まれた状態の綾波レイとの感動の再会シーンであるはずだ。14年もの間、髪が伸びつつ、シンジを初号機に乗せないために頑張っていた綾波レイ。しかし14年ぶりにようやくシンジと綾波レイが再開できたシーンはこれまた不可解なほどに感動はなかった。更に心象風景という事なのか、スタジオのセットのような背景になっており、淡々と意味不明な会話が続く。そしてあっさりと別れてしまう。変な演出!

エヴァを槍で刺せば何か起きるの?「エヴァのいない世界」をシンジが望んだ事で世界が再構築されて、それぞれの人生が復活した事になった?はぁ?わけわからん。非常に不可解だ。エヴァはそもそも使徒に対抗するために開発した兵器だったはずだ。いない世界って何だ?じゃあ使徒は来る世界という事?そもそも使徒の一つのリリスによって人間が存在した事になってるが、その新しい世界ではリリン=人が存在する。ならリリスも存在したんだよな。じゃあ使徒は存在する事になるが、なぜ世界は使途により滅ぼされていない?なぜ大人になっている?綾波レイは使途に対抗するエヴァを研究して碇ユイが消えたから、ユイの肉体を再合成して出来たんだよな。エヴァが存在しないなら、因果関係として綾波レイも存在しない事になるが?碇ゲンドウと碇ユイはどこに消えた?この2人が消えたなら当然息子のシンジも存在しないよな。無から産まれた?仮にゲンドウとユイが存在するなら、あれだけ人類補完計画でゲンドウがユイと再会する為にごちゃごちゃやってた話は何だったんだ?人類補完計画などせずに、世界再建を最初からやれば良かったじゃないか。過去が書き換えられた?ドラえもんの「もしもボックス」のようなもの?因果関係も無茶苦茶になるが?元の世界の人はどうなる?何もかもわけが分からない。東京大学物語や、ハイスクール奇面組の夢オチに近い。あまりにも矛盾だらけで説明不足で、映画として崩壊している。

色々な人が色々な考察をしてるが、はっきり言って説得力がない。なぜならば勝手に自分で物語を作って説明してるからだ。それは作品の外の話だし、何の根拠もない空想話に過ぎない。
だったら一つの解釈として「エヴァがない世界」即ち、「使徒も存在せず地球も存在しない世界」というのが成り立つであろう。つまりシンジによって地球は全て滅ぼされ、最初から使徒も人類も何もかも存在しなかったという解釈が一番自然だ。最後の駅のシーンは夢の中であり、復活した世界ではない。この後に世界は消滅する。エヴァがない世界とはそういうものだ。
もしくは、「エヴァという物語の全てはシンジくんの見た夢でした」というのも、「エヴァのない世界」として自然に成り立つ。これがタイムパラドックスなどが全くない最も自然な説明である。これも一つの解釈である。

感想の中によくあるのが、「庵野秀明監督が鬱病から回復して、そこに妻の安野モヨコが〜」「マリは妻の投影で〜」「オタクに向けたメッセージが〜」とかである。ゴチャゴチャうるせえよ!バックトゥザフューチャーを語る時に、「スピルバーグの妻が〜」とか言うかね。。。ドラえもんを語る時に「藤子不二雄の妻が〜」なんて意識するかね。。。あくまでも作品は作品である。作品が破綻していれば作品が破綻してると批判すべきだ。個人的な事情を持ち出してごちゃごちゃ言い訳しないで欲しい。

ひねりにひねった結果、破綻したグロテスクで意味不明な崩壊映画ができたのだなというのが素直な感想である。結局、色々考えたりする時間もアホくさい。

あと何?「現実に帰れ」というメッセージ???ふざけんな。最初からこっちは現実に住んでるんだよ。客をバカにするのもいいかげんにしろ。という事で最低点にしておく。


【Yahoo知恵袋より引用】
ゲンドウの狙いはセカンドインパクトと同じやり方でアナザーインパクトを起こすことが目的。それにはまず、アダムス(4体の光の巨人)の代用と槍が必要だった。それにはアダムスの代用となるアダムスの器つまり四艦(ヴンダーを含む)がガフの守人として必要でそこから光の巨人の代わりを生成
これにより黒月から新たな槍を生成しカルヴァリーベース(セカンドインパクトの爆心地)に強制投入しカルヴァリーベースの奥のマイナス宇宙への扉を開いた。そして、エヴァ第13号機の役割、これはまずゲンドウには2本の槍が必要だった。それがロンギヌスとカシウスの槍です。別名が絶望の槍と希望の槍。リリスから2本の槍を持ち帰るには綾波シリーズや式波シリーズでは
持ち帰れないのはカヲルの台詞から判明しており、覚醒させる必要としてアダムスを目覚めさせること。アダムスが目覚めれば
エヴァ第13号機に誰が乗ろうがOKのようです。目覚めさせるトリガーとしてやはり、純粋な魂を持つ人間でないと覚醒は出来ない。だから、ゼーレの少年であるカヲルを利用し槍を持ち帰るついでに覚醒させて次の段階に踏んだ。そして、再起動後
エヴァ第13号機のままではマイナス宇宙にはいけない。マリの台詞からアダムスに覚醒しないとダメなようなので第9使徒のアスカを利用して再び覚醒。これでゲンドウは晴れて槍をマイナス宇宙へと持ち込むに成功。そして、ゴルゴダオブジェクトに辿り着きリリスの代わりとなるエヴァンゲリオンイマジナリーを使うためにロンギヌスとカシウスの槍を使いアディショナルインパクトを発生させる。これでゲンドウの神殺しの道へと進みますがゲンドウはエヴァンゲリオンイマジナリー内にいるシンジ君との会話中に妻であるユイを探すが見つからず絶望し息子であるシンジ君に恐れをなしA・Tフィールドを発生させる。その最中ミサトさんはシンジ君にアディショナルインパクトを止める為の新たな槍を生成し届ける為にシンジ君がいるエヴァンゲリオンイマジナリーに激突しマリが乗るエヴァ8+9+10+11+12号機に託しヴンダー共に爆死。新たな槍が届けられたことでゲンドウは今一度自分を見つめ直しシンジ君に懺悔する。そして、シンジ君の中にユイの存在を確認し電車から下車。そして、シンジ君の役目はエヴァ初号機と13号機に残留する魂を解放する為に動く。まずはアスカを解放し第13号機にいるアスカをエントリープラグを強制射出。その後、第13号機に残留しているカヲル君の魂も解放し初号機の中にいた綾波レイ(ポカナミ)も解放してあげることでエヴァに残留している魂を全て解放したことによってシンジ君の最後の役目は新たな槍であるガイウスの槍(ヴィレの槍)を使い全てのエヴァンゲリオンを破壊(殺す)ことでエヴァンゲリオンイマジナリーに集約された人類の魂を解放し全てを戻すことでした。そして、初号機に槍を向け
シンジ君自身もケジメつける為に自分の命と引き換えにエヴァを破壊しようとしましたがここでユイの登場です。ユイは息子であるシンジ君を守る為にシンジ君の代わりに槍を使い消滅しようとしていた。この時、シンジ君は全てを悟ったようです。いずれ、自分がこうすることを見越して母であるユイが初号機のコアに入り初号機の中で見守り息子がエヴァを破壊する為に自分を犠牲にしようとしたら身代わりになることを。そして、ゲンドウもこのことを分かっていた上で神殺しをしようとした。エヴァ第13号機を使い自分と一体化しユイが初号機と共に自害しようとした時に一緒に死のうとしていた。つまり、ゲンドウの神殺しとは妻であるユイと共にエヴァを破壊し
一緒にあの世へ行こうとしたのです。たとえゲンドウが普通に自害してもユイの魂は初号機内に残留している為に一緒の世界にはいけないから、槍を使い全てのエヴァンゲリオンを破壊して一緒に魂を昇天させようとしていた。そして、全てのエヴァンゲリオンの破壊により世界は元に戻りエヴァの呪縛が解けてシンジ君は大人になり精神的にも大人になったことによりDSSチョーカーから解放されてエヴァの物語は終わります。【引用ここまで】

ちょっと何言ってるか分からない
nao14000605

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