もち吉

シン・エヴァンゲリオン劇場版のもち吉のネタバレレビュー・内容・結末

3.2

このレビューはネタバレを含みます

新劇場版の序 破 Q シンエヴァ
この4作品に関して賛否のどちらかと言えば否である
以降、否定的なレビューだがつまらなかった
と、スパっといける事もなくポジションは微妙

アニメシリーズから(旧)劇場版までのシンジの自己肯定感の無さ、惣流・アスカ・ラングレーの親へ抱いた寂しさやそこから来る孤独感、そして綾波レイの行動原理のすべて。(語彙力足りずすみません)
わかるようでわからない、わからないようでわかる心理描写
こちらが好きだった身として残念なのは、
新での綾波の行動原理はシンジへの恋愛感情。
そして式波と出自までも変えられてしまったアスカ
綾波シリーズ同様、式波シリーズとして作られたという所まではよしとして、なぜ式波は作られたのか、ベースは誰なのか?
とまあ、訳の分かなさはいつもの事ではあるし、いいとして
いただけないのは新劇場版からこっち、綾波の描写がシンプルな上、ついにはゲンドウもただのユイ依存のメンヘラ親父というシンプルな動機で「コイツら親子揃って」と嘲笑が漏れてしまった
ダメなシンジの父は確固とした存在だったかに見えたが、唯一の理解者ユイへの道だけを求めたサイコパスだった
少々オチとしては弱い

旧の存在を抜きにしたらマル?と思ったけど、あの社会現象とまで言われた作品をなかったものとは出来ず
新の4作品をまとめると
分かりづらかった旧を「公式で作ったパロディ」
それを踏まえると
トウジの妹が元気に働いていたり、トウジが医者をしながらヒカリと幸せにやっていて、ケンスケもサバヲタが役に立って今では調査員しながら、加地とミサトさんの息子の様子を見に行っていたり、旧のファンが喜ぶ点はたくさんあった
しかしそれで「エヴァシリーズの完結」というハードルを越えてきたかと聞かれたら否
なので期待値に対しての
スコア3点よりチョイ上あたり
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