新年一発目は今更エヴァ。
話の本当の本当は、
結局ジブリ的変哲ない話で、
それをそのまま描くには拗れすぎていて、
内的宇宙の中で組んず解れつ考えては投げ、考えては投げを繰り返し、堂々巡りで、
婉曲に継ぐ婉曲でケムに撒いて、
たった一言で済む話に途方もない贅肉をつけて、その事による周囲への影響で、更に自己嫌悪や尊大な自尊心ばかりが膨れ上がって、自分である事を放棄したくなって、
それでも自分であることはやめられなくて、
そうした自分と向き合うのは滑稽で醜悪で惨めで情けなくて、切り替えなんて出来ないほど後悔し、発狂したって嘔吐したって啜り泣いたってリセットは出来ない。
結局、内的世界から抜け出すには、
無条件のまごころの享受や、
夥しい他人との干渉、
つまるところ人という字はry的一般論に帰結し、あまりに凡庸であまりにお粗末で、
耳タコな解答。
しかしそれこそがやっぱり重要で、
その言葉の意味を腹落ちさせる為に、
これだけの年月や作品数が必要だったのだろうか。
凡庸な幸福へ、ジブリ的大衆へ、
やっと歩みを進めることができるのだろうか。
大人になるとは諦めることなのか。
いや、諦めない幸福も確かに在るはずだ。
そこにエヴァが動いていた。
碇シンジは最後は逃げなかった。
シンエヴァンゲリオンで確かに締まった。
という世界にいる事は、
幸福ではないだろうか?
と、投げかける。
たった一言、面白かったと言えばいいのに。
おやすみ
おはよう
ありがとう
さよなら