おにっく

シン・エヴァンゲリオン劇場版のおにっくのレビュー・感想・評価

2.0
Amazon Primeで見れる話題作ということで視聴。

エヴァンゲリオンの背景をよくわかっていない状態で見たため、出てくるキャラたちが一体どういう背景を持っていて、これからどうしていきたいというのがこの映画では書かれておらず、終始よくわからないままだった。

序盤シーンは、おそらくこの映画の話が始まる前に文明が維持できないほど大規模の戦争が起きて、二次産業が意味をなさず一次産業に力を入れざるを得ない状態となっていると推測する。
しかし、その御蔭で農作業シーンが延々と続く。

これがまた面白くない。
農作業シーンを延々と見せられて何が楽しいのか?

ようやく農作業のフェーズが終わり、ロボット同士の戦闘が始まるが、ロボットのデザインが前衛的すぎて何をしているのか分かりづらい。
人型ロボット同士の戦いならまだしも、タコの足みたいなのがいっぱい生えてる敵が謎な攻撃ばかり。
ここでも何をどうしたら「勝ち」なのか、見せ場のところであるはずなのによくわからない。

そして、終盤。
ラスボスは主人公の父ちゃん。

こいつもロボットに乗り主人公に襲いかかるのだが、まさかの主人公のあんちゃんロボットと同型・同色。

格闘ゲームで同型・同色キャラでやったことある人はわかると思うが、どっちが自分操作しているキャラなのかわからなくなることがある。

このラスボス戦がまさにそういう状態、しかも背景が目まぐるしく変わる。
ビルが立ち並ぶ摩天楼ならいいが、何故か学校の教室だったりセットの裏に切り替わったりと超謎な演出。
視聴者を完全に置いてきぼりにしてしまっている。

きっと理解してる人なら主人公の内面にある強く思い出がこの戦闘シーンの背景なんだ!・・・心理描写のあらわれだ!
などと考察をするんだろうけどさ。

いや、セットの裏ってなんなんだよ・・・

さておき、この映画はじっと見ていたのではなく、クロストレーナーで運動しながら見ました。
なんとか運動を継続したいと思い最後まで見たが、普通に見てたら途中で嫌になっている。
兎角非常に長い映画だった。
背景なんか気にせずアクションシーンを楽しむのならジョン・ウィックのほうがまだ良かった。