レイチェル

アンナの出会いのレイチェルのレビュー・感想・評価

アンナの出会い(1978年製作の映画)
4.0
アケルマン的『生きる』?
孤独感が強めのよく喋る人々と出会ったり再会する旅。

新作のプロモーションのためヨーロッパ各地を旅する映画監督アンナ。プロモーションの場面は無いけど。

会ってすぐ身の上話を熱く語る男。家に招待し母親と娘に会わせるのは怖すぎる。

母親の友人で、元彼の母親。恨み節が強くて孤独感も強い。
母親もなかなかの孤独。
恋人もいたのね。病気かな。

拒否するのでは無く受け身に徹し、深い関係にならない様に気をつけて、あと一歩で背を向ける。彼女は孤独と仲良しすぎる。留守電を再生しながら、どれにも興味が無さそうで、さほど虚しくもない感じ。

もしかしたら人一倍孤独が怖くて、失う前から関係を持たないようにしているのかもしれない。時間を置いて、再鑑賞したい。
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