幸せとは?
夜ひとりで見るのにぴったりな夜映画。左右対称の構図に、定点からの撮影による長回しで、一方が話し手にもう一方が聞き手に。結婚、子供、戦争、ただ聞き手となり黙って聞く話。行く先々で色んな人…
このレビューはネタバレを含みます
傑作。奥行きを使った縦の構図、本作が最多か?
電車や車の走行音、ラジオ、風、会話…鼓膜を直接撫でるかのようなザラザラとした質感の音がほとんど常に流れている。それが留守電を用いたラストの演出に結び付い…
aloneではなくsolitudeな女のひとり旅を描いたロードムービー。まるでウェス・アンダーソンのような徹底した左右対称の構図。決して感覚ではなく幾何学的な論理で映像を紡いでいくアケルマン。もう大…
>>続きを読むベルギーの映画監督アンナが出会うのはドイツ人教師、元婚約者?の母親、乗り合わせた列車の乗客、母親、年上の恋人ダニエル。
アンナの表情や会話をじーっくり見せつつも、ドイツ人教師の家では「あんた、そん…
アンナは監督の分身なのでしょう。アンナという女性が旅をする過程で5人の人と対話していくロードムービー。
誰と何を話していても、彼女の心は鬱々としていて、終始漂う孤独感と虚無感が重苦しい。
列車や…
特に列車に乗っているシーンが好きだった。通路で軽く身の上話をした男と、特にその後会話を続けるでもなく並んでいる。アンナが下車してホームを歩いていると、車窓から男が軽く手を振る。それだけのつながりが優…
>>続きを読む青く点滅するテレビ。
ジャンヌ・ディエルマンでも青い光がちかちかしていた。
ヴェンダースのまわり道にも青く点滅するテレビが登場する。そしてその家主は自殺する。
メモして気付いたんですけどこれそもそ…
ロードムービー、長回し、左右対称が心地良い。男あんな郊外まで来てくれて長い話に相槌してくれて十分でしょ。こんなに車窓からの長回しをそのまま使ってくれるのありがたい。沢山の留守電のせいで孤独を感じさせ…
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