評価するのが難しい作品だと思った。物語らしい物語はない。会話もほとんど独白に近い。大きな展開があるわけではないから、どうしても細部や長回し中に流れる時間を感じなければならないのだが、彼らの孤独や喪失…
>>続きを読む「僕の故郷はドイツで、自由の国フランスにずっと憧れていたんだ」と語る男と、「フランスには20年住んでいたけど馴染めなかった、ドイツは気楽だ」と話す女性(うろ覚え、配信だし本当は見直せるけど映画を途中…
>>続きを読む交際する孤独
主人公の映画監督のアンナが旅をしていく中でさまざまな人と対話する話。
バツイチ男の家に招待されてひたすら前妻の話を聞かされたり、彼氏の母親に会って結婚しないか打診されたり、電車で会…
遅ればせながらシャンタル・アケルマン初鑑賞。まずは直線の際立つ構図のなかで静かに動く(もしくは動かない)人物たちを長々と映し出す美しいショットの連続に震えた。4Kリマスター版だからか色彩の調和もすば…
>>続きを読む寝てしまうかもしれないけど絶対に映画館で観たい。なんでもないような会話と、ほぼ定点の長尺カメラワークが癖になる。そろそろ観たくなってきたな〜これこれー!って感じ。めっちゃ面白い!とかじゃないんだけど…
>>続きを読む主人公アンナの行く先々での出会いと別れをシンメトリーな構図と長回しで。車窓からの景色も長回し。それは空虚にただただ流れる。
常に聞き手だったアンナが母親に告白する出来事。男に歌ってくれと言われ、薄っ…
1978年 監督・脚本 シャンタル・アケルマン。ヨーロッパ各地を巡り、その地でさまざまな人と出会う。出会う人々の関係性は分かりづらいが、少ない会話と独特のフレーミングとライティングが印象的なロードム…
>>続きを読むシャンタル・アケルマン続きで。この体温低めのセリフ多めフレンチ映画大好きなので大好きだった。だいたい一方がほぼ独白みたいな形式で一方がウィだけ言う感じ、聞いてるのか聞いてないのかわからんけど話してる…
>>続きを読むリュミエール『ラ・シオタ駅への列車の到着』の対偶構図みたいなファーストショット。画面を横切る電車とカメラの横移動。人物が一気にダーッと喋る長回しがキツい(ダイアローグになってない)。風景を切り取った…
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