鑑賞記録
ロードムービーと会話劇を組み合わせたような感じです。
固定電話というデバイスを使った巧妙な演出が素晴らしい。照明のスイッチのオンオフも効果的に使用されていて○。やっぱ脚本うまいよなあとし…
シャンタル・アケルマン監督作。
ベルギー出身の女性監督シャンタル・アケルマンの長編第4作で、アケルマン監督自身を投影したかのような存在であるオーロール・クレマン扮するヒロインの彷徨を見つめた女性映…
監督は自分自身を投影しているんだろうか。
『私、あなた、彼、彼女』から続けて観てなんとなくそう思えた。
女性映画監督アンナはプロモーションのため、ヨーロッパ各地を旅して回っている。
道中、教師、…
道行く先で出会うのは古くからの知り合いや、その場で出会った人などそれぞれ。
「俺は何を言ってるんだ」と我に帰るまで一方的な言葉を発し続ける彼らと、聞き手に回るヒロインの存在。そんな彼女が唯一身を預け…
このレビューはネタバレを含みます
開放されたいかのように、窓を開ける仕草が目立つ。それとは裏腹に閉鎖的な会話、互いに音を発しているだけ。理解し得ない価値観の投げ合い、どれだけ干渉してもなにも生まれるはずもない。聞き手はどこか上の空、…
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『アンナの出会い』 シャンタル・アケルマン監督
Les Rendez-vous d'Anna
半自伝的
そっけない女アンナの旅
ドイツ&ベルギー&フランス
美しい映像
…
どこまでも孤独なんだなと感じた瞬間すげぇ辛くなったけど、それはみんな同類で、誰もが分かり合おうとしたりするけど、一方的に語るだけであって誰もが自分のことしか考えていない、というか考えられないんだと強…
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