■夜と列車の撮り方が桁外れに上手い。
この映画で描かれてるような孤独感って、もはや映画の普遍的なテーマだけど、78年でここまでやりきってるのは革新的、というか孤独の描写に関してはこれ以降進化がないん…
色素薄い感じのオーロール・クレマンがすごくいい。いろいろなこといやそうだから嫌なら嫌って言えばいいのになと思うけど、そこまでないのかな、断れないのかな、なんでそんな浮かない顔してるの?って聞きたくな…
>>続きを読むファーストカットのシンメトリーな構図が最高にいい。どんなに人と会話をしても孤独から離れることはできない。カチッとしたカメラの構図、冷たい色味、アンナの変わらない表情、留守電を淡々と聞くラストカット、…
>>続きを読むアケルマン的『生きる』?
孤独感が強めのよく喋る人々と出会ったり再会する旅。
新作のプロモーションのためヨーロッパ各地を旅する映画監督アンナ。プロモーションの場面は無いけど。
会ってすぐ身の上話…
孤独には種類がある。
積極的孤独ソリテュードと消極的孤独ロンリネスに加えて無気力的孤独があるのではないか。
社会から疎外されつつも、自分を保つために必要な孤独であるため鬱々としづらい。しかしその分、…
人生限界の裸族の人の話…?
みんな人生の暗い穴を覗いてる人たちみたい。人生は虚しいし寂しい、いつか終わることを知ってる。アケルマンの寂しいと感じる景色が詰まった映画だなと思った。部屋の中の構図がうま…
会話は少ないしごく普通の日常的なシーンが続くだけなのに、夜中であっても起きてずっと観ていられるこの映像の引力は何なんだろう
ホームのベンチで虚空を見つめながら「女は結婚して、子供を産まなきゃダメ」…
原題『Les rendez-vous d'Anna』(1978)
監督・脚本 : シャンタル・アケルマン
撮影 : ジャン・パンゼル
編集 : フランシーヌ・サンドバーグ
出演 : オーロール・ク…
【孤独のアンナ】
誰と会っても、誰と話しても、肌を合わせても、孤独。
寄られたら拒み、寄って行くと拒まれ、話したい人とはつながらない。
それでも留守電は聞きたいのか。
ひとりぼっちの部屋で再…