全てのカットが透視図法的なアングルになっていて、まるで絵画の中をアンナが動き回っているかのよう。そしてその画がロードムービーで展開していく。行く先々で様々な人と出会うが、皆少しずつアンヌの生気を奪っ…
>>続きを読む本来ロードムービー大好き、しかも静かに気持ちが移ろうような作品はウニの軍艦くらいに大好物のはずなのだが、なぜかシャンタル・アケルマンの作品とは全然好みが重ならない... 作られた絵画のような構図の中…
>>続きを読むシャンタル・アケルマンは、粘土をこねるみたいに次々と空間を変形させる。
単に左右対称な画面の中央に扉が配置されているのではなくて、そこから「手前から奥へと」伸びる空間が生まれている。
と思ったら今度…
初アケルマン。
画があまり動かないし、ストーリーもほとんどないため、10分ごとにウトウトしてしまった。何となく孤独や他人と深い関係を築けない寂しさみたいものを描いてる作品なのかなと思った。繰り返し観…
シャンタル・アケルマンの映画が強いる「静けさ」の正体とは、一体何なのだろう。
そこに置かれた人物を見据え、まるで指一本間違って動かすことで、今にも襲い掛からんと息づく何かに捕まってしまうことを恐れる…
シャンタル・アケルマンの、これも自伝的な作品でしょうかね。
ベルギー出身でパリに住む女性映画監督が、新作映画のプロモーションのために西ドイツを訪れるんだけど、まずファーストシーンの映像美に息を呑ん…
アンナから感じる孤独は何故かあたたかくてクリームのような淡い色をしている。
美しさと寂しさと、誰にも埋めることのできない、どうしようもない空虚、孤独の波。異国の地で様々な人と出会い語らい、触れ合って…
孤独な出会い。
一方向的な会話、語りかけ。
電車や車に1人で乗っている際のアンナの表情。何を見つめ、何を考えているのか。
孤独さが浮かぶ。
乗り物はどこか分からないが行き先へ進み続ける。
一方向…