このレビューはネタバレを含みます
シネマメンバーズにて、シャンタル・アケルマン監督の5作品を順番に鑑賞。
「女は子供を産まず、親を失えば何も残らないわ」って😣!・・このような旧態然とした女性観に対して静かに抗うアンナの姿は、202…
人に触れ、また1人で歩き、また人と話し、1人になること こう特別切り取ると寂しさにも見えるのかもしれないけれど、自分以外の物や人へ主観的かつ冷徹な様を見せており、それがリアルだなと思いました。
フ…
わたしと誰かの間で宙ぶらりんな女アンナ。女と称してもそれに限ったものか、女プラス何かな者なのか、反女的?非女的、超女的、女装性無性的何かなのか、また相手を「誰か」といっても、靄の中の見えない相手を…
>>続きを読むアケルマンの、撮りたいものをただただ丹念に追い続ける感じが好き。
そこから滲み出る、1人でいる時にふと感じる虚無感や孤独、鬱々とした感じなど勝手に観る人が色々想像でき、しかもそれを冷徹な程現実的に、…
連絡してくる人も会いに来る人もたくさんいるのに絶対に埋められない孤独。
虚ろな表情の下に何を思っているのか。
留守電を聞くシーンはもはやホラーで痺れた…
主演のオーロール・クレマンの圧倒的無表情が…
まず思ったのは、あ、意外とセリフあるんだなっていう。
最初に出会った男に無惨に別れを告げ、去っていく彼女を見続けてる男の後ろ姿が悲しい。そして電車がインしてくる感動(狙ったのか?)。
おばさんと…
イデオロギー、戦争、世界情勢の目まぐるしい変化
現代社会における女性にとっての結婚そして子育てとは
安住の地はたまたユートピアへの憧憬
同性愛者達の厳しい社会的立場
母親の不朽の愛情
資本主義社会が…
長回しのカットと常に垂直で斜めがほとんどない、徹底されたカメラワーク、実に文学的なのがわかるのだが、とくに起伏があるわけではないストーリーで少し退屈してしまった。それでも印象に残ったのはアンナのとて…
>>続きを読む幸せとは?
夜ひとりで見るのにぴったりな夜映画。左右対称の構図に、定点からの撮影による長回しで、一方が話し手にもう一方が聞き手に。結婚、子供、戦争、ただ聞き手となり黙って聞く話。行く先々で色んな人…