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女子の事件は大抵、トイレで起こるのだ。 前編 入る?の一のレビュー・感想・評価

2.5
白石和彌監督作品
脚本は根本宗子が手掛ける

中学校の女子トイレを舞台に展開する異色の青春ドラマ
全12話の配信ドラマの再編集版に加え、未公開エピソードも盛り込んだ前後編の2部作で構成され、教室では出せない本音や秘密をさらけ出す女子中学生たちの人間模様が、清掃員の視点を通じて描かれる

前後編で別れていますが、特に感想は変わらないのでこちらにまとめて書きます…✍🏻

監督が白石和彌という一点のみで鑑賞
つまらないというよりは、何なんすかこれ?という頭に?マークが常に浮かび続けるような作品だった

トイレ内のみ(前編)というシチュエーションは悪くないし、意味不明なくらい白石和彌の作品という要素がないのが面白いだけで、肝心の中身はひたすら子供だましの過剰かつ薄ら寒い安っぽいノリが多すぎてちょっとついていけない
思わず共感性羞恥が発動しそうになるようなシーンすらある

中学生らしい微笑ましいやりとりにちょこちょこクスッとできるようなシーンも無くはないけど、ほとんど苦笑いするしかないのがなおさら辛い

恐らく中学生版『架空OL日記』のうようなものを作りたかったのだろうなとは思うけど、いかに演技や演出が大切なのかを痛感されらるようなクオリティの低さ

さすがに当時実際に現役というだけあって、アイドルやティーンモデルの中学生たちは確かにみんなめちゃくちゃかわいいのだけど、演技の実力が伴ってないせいで、より一層残念な仕上がりになってしまっている印象

元がドラマなので仕方ないのもわかるけど、エピソードの中でいちいちドラムの謎曲挟むのも途中からストレスでしかなかった

まあでも元々出演する中学生アイドルのファンの為の短編ドラマを映画化したようなものだろうし、真面目に観る必要もなかったのかと少し反省…😭

2021 自宅鑑賞 No.495 U-NEXT
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