あましょく

蝶々夫人のあましょくのレビュー・感想・評価

蝶々夫人(1955年製作の映画)
3.9
日本家屋シンメの中に楚々とあらわれる日本人形のような蝶々さん、可憐だ…。箱庭の自然。ひろがる外国への海、セットもデカいが、さらにその先まで感じる奥行き。宝塚みたことないけど絢爛豪華な世界。うつくしいお人形たちがうたうオペラのうなり、虚構の力強さ。
すごい変な映画。字幕も不完全だった。神主の祝詞をカンタータする結婚式、念仏もイタリア語。登場人物はイタリア語関係なく全員口パク。でもなんか合ってる。
両国の国旗に倒れこむ蝶々さん、悲劇の美学。(やるか不明だけど)NFAJの追悼特集の際にはぜひ完全版上映をよろしくお願いします…。
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