バッドチューニングとエブリバディウォンツサムを観ただけで、監督がどんな学生生活を送ったのかわかっちゃう。監督にとってはきっと個人的な作品でもあるんだろうな〜。
今回もうまく切りとっているな!と思った。負けず嫌いと、何かにかける情熱の相互関係を示す部分は、大学生の、ちょと不良な男どもによく見られるきがする。
マリファナを吸うシーン、すごい雰囲気が伝わって来て、これもまた切り取ってんのかなあ!という感じだった。マリファナ大好きな子が、"吸うと落ち着いて、頭がクリアになって思考が巡るんだよ" と言っていたけど、それってまさにこの映画のあんな感じなのかあ、と思った。
そして、最後に出て来る言葉が、なかなかキュッとこの映画を締めてくれる。気楽にバカに過ごしてるように見えた3日間の中で出て来る何気ないセリフなんかに、ヒントを与えてくれるような。この映画は、大学が始まるまでの3日間を描いているけれど、その設定がまたイイですね。ちょっと考えて、まあいいやって眠っちゃう、それが若者なんでしょう。
わかった、大学前の3日間を描いているのがなんかイイ理由は多分、私なりにだけど、人生を決める4年間に入る前の楽しい時間が、シリアスな人生設計に入って行く前の時間がなんとなく切ない感じがするからかな。
"いい一年になりそうだ" うん、それがあるべき姿だぜ、大学生!