シリーズの中では一番、全体的にエロティックな演出が多い気がする。
個人的には「ブラウス」の脚本と映像が印象的。

「TUESDAY」
ZEEBRAさんの演技は初めて見た。
まぁ、ほぼ台詞ないけど・・・
テーマも良いし、途中面白くなりそうだったけど、終わりが微妙で残念。

「HEAVEN SENT」
乙葉ちゃんが悪魔メイクして遠憲を翻弄。
ふんわり系のかわいさが特徴の乙葉ちゃんだけにこの配役は意外だった。
声のかわいらしさは神秘的で良かったけど、声量が弱すぎて聞き取りにくい、、、
ストーリーはイマイチ。

「ブラウス」
「仕立て屋の恋」みたいな、変態チックで文学的な香りのする恋物語。
このjam films シリーズの中でのストーリーとしてはこの作品が一番良かった気がする。
この頃の小雪さんの神秘的な魅力が爆発。
大杉蓮さんはこういう上品な変態がよく似合うから、大杉漣さんの早いご逝去が一層悔やまれる。

「NEW HORIZEN」
朝が来ない世界で夜を楽しむ各々の物語。
ストーリーは？？？？？
恥ずかしながら全然意味わかんなかった。
綾瀬はるかさんがかわいくて色っぽいのなのだけが救いかも。

「すべり台」
まだ少年少女感の強いめちゃくちゃおぼこい石原さとみさんと柄本時生くん。
柄本くんがなんか、さとみにかなりクールに対応してる感じがじわると思ってたけど・・・
ラストは見事に❤︎
カメオ出演的な山崎まさよしさんのエッセンスが良い。

「α」
近未来？なのかわからないけれど、とにかく男女がみんな同じ顔してる世界。
要するに女はみんな内山理奈さんで男はみんなスネオヘアーらしい。
それをベースにして、哲学的な感じに持っていきそうに見えるのだけど、、
そうでもなくてよくわからない終わりでした。

「スーツ」
テレビの深夜ドラマとしてもちょっとお粗末な感じが・・・
藤木直人さんと小西真奈美さんが美男美女で見心地は悪くなかったけどね。

様々な監督が手掛ける7本のショートフィルムを集めたオムニバス作品第3弾。

●Tuesday
監督:薗田賢次
出演:ZEEBRA、岩堀せり
●HEAVEN SENT
監督:高津隆一
出演:遠藤憲一、乙葉
●ブラウス
監督:石川均
出演:小雪、大杉漣
●NEW HORIZON
監督:手島領
出演:綾瀬はるか
●すべり台
監督:阿部雄一
出演:石原さとみ、柄本時生
●α
監督:原田大三郎
出演:内山理名、スネオヘアー
●スーツ -suit-
監督:浜本正機
出演:藤木直人、小西真奈美

オープニング、作品本数、そして何より1作目に近い作品となっていて、2作目よりも好きな感じです。印象的なのは『ブラウス』と『すべり台』です。

1はそこそこ良かったのに２でもう最悪だと思っていたのだが3回目のこれはなかなか佳作でほっとした。日本の未来もそこまでぐずぐずではない（あ、全面賛成はできないレベルなれど）。

おなじみのオムニバス・ムービー。今や大俳優、女優が見れるのもよし。評価は以下の通り。

Tuesday:いきなりがっかりでなんだこれはですよ。意味不明なシークエンスを適当につなげただけで、何も残らない。2作目の二の舞かと思いがっかり。

HEAVEN SENT:そしてこれも中2病。でもTuesdayよりはましなレベル。遠藤憲一と乙葉の展開になかなか納得いかない。天使や悪魔などヴェンダースで十分である。

ブラウス：好き好き大好き。これがなかったらもうこの映画自体不満でしかたかなかった。大杉蓮も微変態なとこもいい。でもこれってやっちゃうんじゃないかなぁ。あ、流石に新品とは取り替えないけどね。そしてその相手が小雪だというとこもなんとも。これはアリなんです。

NEW HORIZON:夜が明けない毎日の話。ダルダルダルダル。綾瀬はるか出ているもなんともダル。最後も意味不明。

すべり台：佳品。石原さとみ、昔はイモっぽかったと改めて思う。そして童貞やらせたら天下一品柄本時生。最後キスよりも寿司かよと思いながらこのころって確かにそうかもって思っていた。

a:世の中みんな内山理奈にスネオヘアー。でもこれって最初に思いつきありで、それで映画撮っているだけじゃんってレベル。見るべきとこはありません。

スーツ：筒井康隆の短編みたいな巻き込まれ型ストーリー。やや好きも最後のスーツでどっちらけ。あれじゃ「ごっつええ感じ」だよ。小西真奈美はかわいい。

すべり台とブラウスがなかったらかなりの低評価。７の２だから許しちゃうぜ。