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私はゴーストのaaのネタバレレビュー・内容・結末

私はゴースト(2012年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

郊外の一軒家に取り憑く亡霊エミリー。霊視点で描かれている珍しい作品。普通は死んでいることを自覚したら成仏出来るというが、何故か出来ない。理由を霊媒師と共に探っていくと、屋根裏部屋から青鬼を彷彿とさせるような全裸の青白いおっさんが出てきて追いかけられる。実は彼女は生前二重人格で、その凶暴な方の人格の因果も解消しなければ成仏出来ない。もう片方の自分がそのおっさんだった。また他殺ではなく自殺だった。成仏の為にまたおっさんと対峙して殺される場面を繰り返して、私はゴーストと繰り返しながら成仏していく。ただ、霊媒師は光の方へと言っているがそのラストシーンに光はない、迫り来るのは闇。作中でエミリーが外の世界を見る為にドアを開けた時に見てしまった完全なる無。それが恐らく成仏ということだが、生者と死者では共通認識が不可能なその世界が死者からしたら、つまり本当は、果てしない無。ということを言っているならばとんでもなく恐ろしいラストというか話だと思った。そりゃ怖くて叫ぶわ。
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