フランスの経済成長期"栄光の三十年"のさなかに撮られたもの。その時代に起こる社会の変化を象徴するようなアルペル夫妻の家と暮らしぶりと、ユロおじさんの住むアパートや近所付き合いの対比。
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『プレイタイム』よりジャック・タチの癖の部分が強い。悪い意味でわかり易すぎるというか。
清潔で無機質な家や工場との対比として不潔で猥雑な下町や子どもたちがいて、その橋渡しとして伯父さんがいる。べつに…
今までショット内にひしめいていた人々が徐々に消えていき、最終的に犬だけが画面内に残るところからくる何とも言えない終結性が素晴らしい。ユロ氏との別れのシークエンスでの義弟と息子による口笛ギャグの反復か…
>>続きを読む勝手にジャック・タチ祭り
カラーになってグッとお洒落感が増している
当時は最先端?なミッドセンチュリー・モダンな住宅に住む家族と伯父さんことジャック・タチが住む下町の対比が面白かった
ウェス・アン…
なんて言うんだろうか…機能性、ストーリー性を無視した圧倒的デザイン力だけで押している感じの今じゃ絶対みれない素敵な作品でした。
近代デザインは自分は凄く好きだけどそこに対するシニカルさが露骨でまぁあ…
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