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時は止まりぬのあのレビュー・感想・評価

時は止まりぬ(1959年製作の映画)
4.2
相性の合わない二人が山小屋で運命を共にして、次第に友情が芽生えてくるというありきたりなプロットでしたが、本作はそのプロットの特性を生かし、サイレント→トーキーな面白さを展開していたので面白かったです。

互いに口を聞かない間は、互いの本をチラチラ覗き見たり、若者の方はなんか雪に倒れて遊んでるなと思ったら変な模様を作っていたりと、それぞれが動きで表せる遊びを存分にやってくれたので、タチみたいな面白さがありました。

さらに、段々と仲を深めていく頃に嵐が起こって、若者のためにおっさんが動くようになってからというもの、今度は薪や蝋燭やマッチと言った照明をうまく使った室内劇が始まって、また違う面白さを見せ始めました。一度で二度美味い映画でした。

あのチーズか何かを使った弾力のある食べ物は何だったのでしょうか?食べたいです。
あ