サマータイムブルース

バーフバリ 伝説誕生のサマータイムブルースのレビュー・感想・評価

バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)
3.8
「RRR」観て、とても面白かったので、こちらも気になって鑑賞しました

個人的には「RRR」の方が、面白かったけど
それは、初めて観たインド映画というのもあり、映画館で観たっていうのもあったのかもしれません(「踊るマハラジャ」は途中まで観たけど、最後まで見切れなかったので外してます)
ただ、本作こそS.S.ラージャマウリ監督の原点だと思うし、ファンも多くて、こっちの方が好きって、人気あるのも納得です

前半はインド映画特有の歌って踊って、笑いあり、アクションあり、恋愛ありで、いやいや、あり得ねーだろってシーンの連続で、一人突っ込みしながら観てました
木の皮で雪山を滑走するのは「インディ・ジョーンズ」を彷彿とさせます
まあ、あり得ないシーンが続くのは「RRR」で耐性ができていたので、それを含めて楽しめたのですが、順番通り、こっちを先に観ていたらもっと面食らったかもしれません

そして、後半はガラリとテイストが変わって、「ベン・ハー」も真っ青なスペクタル巨編へと変身し、手に汗握るアクションが連続します
ええっ、インドってこんなスペクタルな国だったっけ!?ブッダと仏教とヒンドゥー教とカーストとカレーの国じゃないの!?
あんな「グラディエイター」張りの兜かぶって、戦うシーンはむしろ西洋に近いんじゃね?と感じました←無知

あと、マヒシュティ王国に攻め入ってくる部族、なんであんなに黒いの?黒人ですか?炭でも塗ってるの?

それから、相変わらずインド人女性の美しさはため息が出ました
レジスタンス組織の女戦士、アヴァンティカ役の女優さん、時には逞しく、強く、時には女らしく、とても魅力的な女性だなと思いました
スリムなんだけど、お腹周りがちょっとムチっとしているのも良き

シヴドゥと、アヴァンティカが初めて出会ってやり合うシーンでは、日本の時代劇で、スケベなバカ殿様が侍女の腰巻をクルクル回転させて、あ〜れ〜っ、てな感じでハダカにするように少しずつ脱がしていくとこ、ちょっとドキドキしました
期待したけど、下着?止まりでした、そりゃそうだよね・・・
シヴドゥも意外とスケベじゃないかい!!
一方、さっきまで戦っていた相手に一瞬で恋に落ちてしまうアヴァンティカもどーなのよ・・・

彼女、後半あまり出番がなかったのが残念

あとお気に入りのシーンが、カッタッパが、狼藉者だと思って槍を振り上げて突進していった相手がバーフバリだと分かって、サッカーのゴール直後のパフォーマンスの様なスライディングして跪くところ、変わり身の速さにニヤニヤしました

途中までは、まあ、思っていた通りの展開で、そーだろ、そーだろって、余裕ぶっこいて観ていたら、途中から王家の登場人物がこんがらがってきました
そもそも馴染みのないインド人の名前がメチャクチャ覚えにくい!!

途中から一時停止しながら、自分なりに相関図を書きながら鑑賞しました
なので観終わったの通常より余計に時間がかかってしまいました
映画館で観ていたら後半チンプンカンプンだったかも

主役のプラバースさんは筋骨隆々で「マイティ・ソー」のクリス・ヘムズワースさんも真っ青のイケメン?でした
日本人ではなかなか、ここまでムキムキの役者さんは見当たらないだろうな
なかやまきんに君あたり?(笑)

今さらですが、インド映画は、韓国映画と共にこれからの映画界を引っ張っていく存在になるんだなと実感しました

続編も楽しみです
バーフバリ!!バーフバリ!!