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人魚の傷のmitakosamaのレビュー・感想・評価

人魚の傷(1993年製作の映画)
3.5
怖ぇ〜!人魚の森も怖かったが、なお怖い。

旅の途中で湧太と真魚が出会った少年・真人。母と再会するが、その家での不穏さに湧太は疑問を持つ。
真人を襲う母は不老不死で、息子に襲いかかる。真人を守る優しい家政婦。

もう、ミスリードが完璧。

母親の代わりを何人も取っ替え引っ替えしてきた真人。実は湧太よりも長生き。人間の感情が希薄な少年の恐ろしさよ。

邪悪な少年というモチーフは、やはりオーメンのダミアンを思い出す。
光る眼とかペットセメタリーとか、本来純粋な筈の子供が邪悪っていうのはただただオッカナイんだよね。
しかも声がちゃんと子役を使っている。これがまた良い。ここを女性声優を使うと嘘っぽくなるんだよね。

めっちゃ良い人の家政婦さんも、なりそこない にさせられちゃう。酷い。

なりそこないの作画は、確かに不気味なのだが、高橋留美子の描く絵ほどのオドロオドロシさは無いなぁ。描き込みはアニメの方があるのに、漫画の絵には及ばない。
なりそこないが河童みたいなクリーチャーになっちゃた。ちょっと勿体無いな。
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