くますけ

さようならのくますけのレビュー・感想・評価

さようなら(2015年製作の映画)
3.0
ターニャは生きることを諦めているようでありながら、まだ諦めきれていない様子も垣間見える。
映像が少しずつ暮れたり、歪んだり、朽ちていく。
画面に集中しているとはっとする瞬間がある。
人生をみつめるということに似ている気がした。

静かで静かで淡々としているけれど、なぜか飽きない映画だった。

ただ、変な自転車や携帯などディティールがおかしい。
ターニャの死に様もあれがやりたくて裸なんだと思うけど、やっぱり違和感しかない。
それからターニャのお父さんが泣くほどきれいだという前ふりの竹の花がそんなにきれいじゃなくて残念な感じ。
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