片腕ファルコン

ボリショイ・バビロン 華麗なるバレエの舞台裏の片腕ファルコンのレビュー・感想・評価

3.0
てっきり神聖なるバレエ団の歴史を伝えつつ、その中のひとつとして硫酸事件を扱ってるのかと思ったら…ガッツリ全編・硫酸事件なのですね。。

いったい誰が…何のために…ハッキリとはさせてませんが事件に関してのインタビューなどからボリショイ・バレエの漆黒の裏側が見え隠れしています。

硫酸かけられたフィーリンって人も可哀想な被害者って訳でもなく、なかなかの憎まれ屋というのも分かってきます。

トップクラスの管理者たちの戦い…の他にも演者と管理者の図式もあったりとドロドロが入り組んでいます。

えーと、この映画っていったい誰が得してるんでしょうか?まぁこれを作った監督だけが得してる内容のような気がしてなりません。。

でも、大なり小なりどこの会社もドロドロしてるものですよねぇ。。硫酸事件はないにしても 前いた会社も一時期、仁義なき戦い並に内輪揉めが絶えませんでした。
平和主義な私は嫌だなぁと思いましたけど、みんな根底として「売上のため」的な考えがあっての事だったんですよね。

この映画のボリショイ・バレエも相当ドロドロしてて嫌な~感じになってますが、それぞれ共通して「バレエが好きだから」という思いがあるのが分かって、その点は救いでした。