9月は忍者映画を観ようと思っていたけれどあまり数観られないままこの作品で締め。
元々海外での上映の実の予定だったらしい作品を逆輸入の形で公開&販売された形らしい。
だからなのだろう、時代考証も何もかも出鱈目。
長野藩の姫が江戸の老中の側室に・・・。
まぁ欧米人相手に、ニンジャが活劇する内容なら何でもいいというスタンスだったのだろう。
モノノケの出るという山へ入ってなんやかんやして、江戸へ行く映画。
「ご都合」というほどの都合もなさそうな、ヘンテコ描写で・・・語れるほどの内容は無い。
辻褄は全くあっていないから、全然入り込めない。
忍者らしいアクションがあるわけでもなく、深い物語があるわけでもなく、緻密な計算も雑な計算もない。
「とりあえず、忍者出しとけばいい」という発想だけだったんだろうなぁ。
DVDの特典に舞台挨拶とかと、メイキング。
メイキングの合間にディーン・フジオカのインタヴューが差し込まれる。
これがまた、イケメンじゃなかったら許されないレベルの鼻につく受け答えで・・・や、それが持ち味なんだろうから気になってもひがみにしかならないのかもしれないけれど…。
なかなか、褒めどころの難しい映画。
あ、舞台あいさつでこの映画が気に入っても気に入らなくても宣伝してほしい・・・という本音は珍しいかもしれない。