八咫

プラネタリウムの八咫のレビュー・感想・評価

プラネタリウム(2016年製作の映画)
3.3
あまりにも説明のない映画で、比喩や暗喩が全くわからなかった。
それでも忍び寄る戦争の影に、メインの3人のうち2人は暗い結末で終わってしまう。
プロデューサーはそもそもの狂人だったのか。出自がポーランドでフランス国籍を剥奪され東に移送、って悲劇しか思い浮かばない。当時フランスはナチスと敵対してたはずだけど、ユダヤ人への冷たい視線は注がれていたのか?プロデューサーの背景こそもう少し説明してほしかったよ。

しかし意味のわからないストーリーでも、飽きさせることなく最後まで観終えることのできる勢いと映像の美しさは凄すぎる。ストーリーが分からなさすぎるからこそ、そこが際立つし荒唐無稽と言えるのにそれを成り立たせているのだから凄いのよ。
私は気配じゃないよ



何も期待せず 希望だけ



脚本 3.5
美術 4
演技 3
演出 3
チープ感のなさ 3.7
満足度 3
その他(音楽、カメラワーク)
八咫

八咫