このレビューはネタバレを含みます
マルコ・ジャリーニのオーラがとても好き。こんな素敵な50代を過ごしたい。
ここからはモロネタバレだけども。
結局トンマーゾはカルラとの不仲をピエトロに相談しないし、ピエトロはピエトロでトンマーゾの息子が神父にならない決意を伝えないところがとても好き。お互い、頑固で簡単に胸の内を話したりはしないし、話したがらないところを見てしつこく詮索もしないけれど、見てる景色は同じ湖だし、木になった果物。「語らないけど分かりあえる」シーンが散りばめられていて、表面的ではない人間関係を感じられて素敵だった。