このレビューはネタバレを含みます
肉眼で見えないものの存在を認めない不可知論者であり「奇跡などはない」と言い切るリアリストでもあるトンマーゾ。
一方、フランクな説教で人気のピエトロ神父。
そんな二人のオッサンが、眼下に湖をのぞむオリーブ山の中腹でイエスと弟子たちのように話し合うシーンが印象的。
創造物を例にとって神の存在を解くピエトロ神父は、梨の実の行く末を予言する。
懐疑的なトンマーゾだったが、のちにピエトロ神父の予言の成就を目撃することになる。
が、トンマーゾはそんなことくらいで神の存在を公には認めたりはしない。
ピエトロ神父の窮地に面しても、決して祈ったりはしない。
が、意識せぬままに"神の[黄金律]"に従って行動しているトンマーゾ。まさに『神様の思し召し』?!皮肉な結末に大笑いしたヾ(≧∀≦*)ノ〃