原作ありとのこと。メグ・ライアン初監督兼出演、トム・ハンクス出演兼製作。二人が組むのは「めぐり逢えたら」「ユー・ガット・メール」に次ぎ3回目かな？
父を戦争で亡くし、兄は出征中、14歳の少年ホーマーが電信メッセンジャーとして働くがやはりそこには悲報もあるわけで。
兄不在の間一家を支え母と妹の面倒を見るため14歳の少年が必死に成長していくドラマ。
トム・ハンクスが演じる父は亡くなってるが亡霊(？)として出てくる。幻想なのかもしれない。
しかし、台詞がほとんどない。友情出演的な扱いかもしれないがちょっともったいないな。終盤に名言を言うのが彼のハイライトかもしれない。
それに比べ、電信技士グローガンを演じたサム・シェパードがすごくいい。
仕事はきっちりやるが、先行き不安な暗い世の中、老いもある、酒に溺れては人生の不満をタレる。だが、ホーマー少年にとってはその話も興味深く、どこか亡き父の姿も重ねていたのか、次第に心通わせていく。いいコンビだった。
人がいとも簡単に死ぬこんな世の中だが乗り越えなければいけない。大人になる手前の少年にはキツすぎる現実だが、電信技士グローガンも言っていた通り、大人になっていかなければいけないのだな。
ツラいけど少年の成長を描いたドラマとしてまあまあよかったかな。もっと良く出来そうな気はするけども。
