ひろぽん

メカニック ワールドミッションのひろぽんのレビュー・感想・評価

3.5
『メカニック』の続編

凄腕の元殺し屋・ビショップは、かつてその精密な仕事からメカニックと呼ばれていた。裏稼業から足を洗い、リオデジャネイロで平穏な日々を送る彼は、幼い頃から共に暗殺技術をしこまれた因縁の男クレインに暗殺依頼を持ち込まれる。ビショップはその話を断るが、罪のない女を人質に取られて、やむを得ず大物武器商人の暗殺を引き受ける。超難関ミッションに挑み、女を無事救う事ができるのかという物語。


3つのルールを完璧に守りプロとして仕事をする殺し屋をメカニックと呼ぶ。

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1、殺人の痕跡を一切残さない。
2、100%事故死に見せかける。
3、誰とも組まず孤独だけを友とする。
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監督が変わり前作に比べ作風がガラッと変わり、全く別物の作品になった印象を受ける。

ジーナを人質に取られ、ブラジル、タイ、オーストラリア、ブルガリアに渡り、世界各地を取り仕切る3人の武器商人たちを事故死に見せかけて暗殺するという難関ミッションに挑んでいく。

世界各地を飛び回り、刑務所、高層階のプール、厳重な警備に守られている豪邸などに潜入していくビショップの華麗な暗殺術がお見事。やっぱり用意周到な男だ。

刑務所でターゲットを殺害し指をグネグネさせてお祈りさせるシーンと、高層階の厳重なプールでの仕掛けは緊迫感があって面白く、お気に入りのシーン。

サメよけクリームなんて本当にあるのか?

人質に取られたジーナとはこれといって固執するほど親密な関係じゃないように思えるが、ビショップが必死になって助けようとしている理由がイマイチ分からなかった。

世界各地の様々な国に飛び回り、難関ミッションを次々と華麗にこなしていく様子は面白いが、全体的には微妙だった。個人的には前作の方が脚本も演出も良くて好みだった。
ひろぽん

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