ぶみ

メカニック ワールドミッションのぶみのレビュー・感想・評価

3.0
完璧な殺し屋、伝説の完璧な最後。

デニス・ガンゼル監督、ジェイソン・ステイサム主演によるアクションで、サイモン・ウェスト監督による2011年作品『メカニック』の続編。
「メカニック」と呼ばれた凄腕の殺し屋が、裏社会から足を洗ったものの、女性を助けるため、再び殺しに手を染める姿を描く。
久々の再鑑賞をしたため、改めての再投稿で、前作は鑑賞済み。
主人公となる殺し屋ビショップを、引き続きステイサムが演じているほか、ジェシカ・アルバ、ミシェル・ヨー、トミー・リー・ジョーンズ等が登場。
物語は、世界を牛耳る大物武器商人三人を殺していくビショップの姿が描かれるのだが、前作に引き続き、サスペンス要素は弱く、単純なアクションものとして楽しめるし、本作では、単に殺すのではなく、事故に見せかけて暗殺するという任務であるため、その過程がなかなか面白い。
リオデジャネイロの空撮で始まるという、アクション系作品の王道とも言える既視感満載のオープニングでスタートするのだが、そこからロープウェイからのダイビング等々いきなりアクセル全開の展開に。
以降も、刑務所への潜入してからの脱出、摩天楼にある天空のプール等、それぞれのミッションが特徴的であるため、終始飽きることはない。
とりわけ、いつもなら、古豪の刑事やベテランFBI捜査官といった役どころが多いジョーンズが、本作品ではサイコパスとは言わないまでも、裏社会のヤバい武器商人を演じているのも見どころの一つ。
無敵の殺し屋に、美女、そして様々なバトルとアクション作品の王道を行く展開は、見たいものを見せてくれているとともに、アルバ演じるジーナの水着姿が、目に焼き付いてしまった一作。

死ぬのがこれほど気分爽快とはな!
ぶみ

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