白波

ゆきおんなの夏の白波のレビュー・感想・評価

ゆきおんなの夏(2016年製作の映画)
3.3
プライム・ビデオ鑑賞
ゆきおんなの、叶うことのない淡い恋の物語。
意外に楽曲が好みで作品に良い色味を加えていたと思います。
ゆきおんならしく白を基調とした作品で、主人公ゆきの服も上下白。
これが微妙なビジュアルで、まるで下着みたいなんですよね。わざとでしょうか?
基本、カフェ・居酒屋・自宅で物語は回ります。
で、その居酒屋が小岩にある改装前の鳥益なんですよ。これは貴重なカットです。
ただ、恋に落ちる店長がちょっとアレで。
意識していないとはいえ、婚約者いるのにそれはダメで無いの?って振る舞いです。
結局ゆきは自分の存在に気付き、そこから逃げ出してしまう。
だけど、叶わぬけど、それでも夢はみていたい。儚くも強い心を感じます。
ふと吹き抜ける風みたいな作品でした。
白波

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