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ビリー・リンの永遠の一日のmuscleのレビュー・感想・評価

ビリー・リンの永遠の一日(2016年製作の映画)
5.0
これは本当に素晴らしい。6K3Dで体感してみたかった。現状家庭版だと4KULTRA HDの60Fか3DBlu-rayの二択になってしまう。ものすごく深刻で重く語られそうな話のはずなのに飄々として青春映画の色合いがあるのは、中国資本のなせる力か?
室内のレイアウトが全部L字型に組んであって奥行きを活かした3D。それでいて心理的なエフェクトとかいうわけでもなく、観客席で延々わちゃわちゃしてるだけ。
盛り上がりもまさかのディスティニーチャイルド。ウィットに富んだセリフを追うだけでも楽しいけれど、こんなにお金かかってるのにお金かけてる感じを押し出して来ない映画が、当たるはずもない。ブロークバックマウンテンの頃は大嫌いなはずだったアンリー監督。なぜかイーストウッドみたいな作風になっていてたまらなく最高だ。


脚本が『エベレスト3D』のサイモンビューフォイになっているけれど、これはおそらく誤り。アンリーのプロデューサーをやっていたJean-Christophe Castelli。原作からしてブラボー隊の1日戦争風刺青春モノらしい。
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