クリムゾンキング

死化粧師オロスコのクリムゾンキングのネタバレレビュー・内容・結末

死化粧師オロスコ(2000年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

南米コロンビアの貧民街で約50,000体遺体をエンバーミングしたエンバーマー、フロイラン・オロスコ氏の最後の3年間を綴ったドキュメンタリー。

初っ端から遺体の解剖シーンなので繊細な人にはかなりキツイ。
ただ、ホラー映画やその類と違い、ある種死者への尊厳やそうしたものを伴う作業工程なので、自然と見ていられる。

実際観ていてあまり気持ちのいいものではないけれど、こうした職業もあるということがわかる貴重な作品だった。

ずっとエンバーマーとして生きてきたオロスコ氏の最期がエンバーミングもされず墓もないというのはあまりにもやるせない。