いも

ドント・ブリーズのいものネタバレレビュー・内容・結末

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

どんどんブリブリどんブリリ〜〜
ミッドサマーは笑えたけど、ドンブリは怖かった〜。直接的な暴力は脅威だから。生い立ち上、カルトを見抜くのはできるから笑えた。そこの違い。
何も情報入れず書く。
後から変更したり追記したりするかも。

じじいの謎を解く

じじいは娘に依存して心の柱にしてたのかな。愛していたというより精神安定剤。それを殺されてポッキリ?
虜囚女の腹の子は残り9ヶ月だから最低1ヶ月囚われの身で、娘の事故死は更に1ヶ月前くらい?

退役軍人の戦争での心的外傷を描いた秀逸な映画、「アメリカンスナイパー」がある。
戦う為の動機付けとして、娘を守る為、ひいてはアメリカを守る為、みたいな利用をしていたのかな。「庇護する為に奮い立たせる」。

じじいは自分の精子だけがかわいい。自分の分身が作りたいぽい。
だから卵子はどうでもいい。娘を轢き殺した加害者の女を借り腹できればいいだけ。
だからつまり、自分を作りたい。それを守る事で支えにしたい、なのかな。精神構造。
まあ狂ってるんだけど、狂ってるなりに解析するとこうなる。

加害者は示談金積んで牢獄を免れたけど、明らかに借り腹の方が人権が無い。牢獄の方が人権あるだろう。
考え方と何に価値を置くかで違うだろうが。
無理矢理子供を産ませるのは女にとって確実に人権侵害。ロッキーがピンチの時だけは耐えられなくて早送りした。
精子を口にぶち込まれた時、「ざまあ!喉まで深く刺せ!」と思うのは女性共通の感想だろうと思う。

女に対してこの扱い。娘に対して、真実愛していたとは思えない。籠の鳥にして依存していた可能性は普通にある。
娘の死がいつかはわからないけど、テキパキしたじじいの事だから、そんなに昔じゃなさそう。
それと同時に、もっと前から狂ってた説を押す。
地下室の細工は手が込んでるし、呼び鈴とかベッドルーム。まあじじいテキパキしてるし仕事早そうだから、あんなのチョチョイのチョイかも知れんけど。

かなり知能犯だよね。結局被害者の立ち位置を守って、最終的に保護されてた。


ロッキーが金庫から金を掴み出して、それが逆鱗に触れたから大暴れしたわけで、アレックスが死んだ遠因はロッキー。
アレックス、今回は抜けるとはっきり言えた、賢いやつだったのにな。
でも好きな女の精子ピンチを救えて、そこは本当に偉かったな。

最初に死んだ男はクズ過ぎて、ガス嗅がせて奇声上げたのは本当にどうかしてたな。私が強盗団なら仲間には入れないよ。こんな野蛮人。
でも「おれ一人だ」と言った所だけはすげーじゃん。ちょっと見直したぞ。でもロッキーの彼氏がこいつと判明した時は、絶対やべえモラハラだし逃げろ逃げろ!と思ってたね。

ロッキーはよく逃げられたな。途中もうダメかと思ったよ。おめでとう。女の死体はタール?漬けになってたから隠せたんだね。
そして金で沈黙を買った。君が勝者だ!金庫に手を出した蛮勇。大胆だな。これによって超ピンチになりアレックスも女も死に、彼女だけが脱出できた。
しかしカリフォルニアに行っても、あの野蛮人を彼氏に選んでしまう選球眼では幸せになれない。クズ親の二の舞になるなよ。
妹を庇護する為に、自分を奮い立たせて頑張ってけろ。

…そこは同じ構図にしたかったの?幼女を守る構図…?じじいもロッキーも。

じじい、ロッキーの指紋、拭いたの?警察にロッキーの存在が見つからなかったね。でもじじいの監禁見つかったら一連托生だしな。ご都合主義だけどいいと思う。

じじい、金庫見て金が無いと気付いた時、すごいキレてたね。まあ当然とは思うけど。神は居ない派だから、金が守ってくれる神なんだろうな。所有の心。やはり娘も所有物と感じてた系か、もしくは消えそうな感情の火を微かに灯し続ける存在か。

金はロッキーに持っていかれたけど、今回の強盗事件で死んだ息子の親からふんだくれそうじゃん。
あんなにバールのような物で殴ったのに、法外に強かったな。

犬、狂犬病じゃない?!って終始思ってた。でもそれだと飼い主も危ないから、その点は大丈夫か…
犬、演技、上手!!

怖くてハラハラしてよくできてる作品だった。ただし、それが好きかと言うと、違〜う。
いも

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