かきフライ発見一疲れ気味

提報者 ES細胞捏造事件のかきフライ発見一疲れ気味のレビュー・感想・評価

提報者 ES細胞捏造事件(2014年製作の映画)
3.8
面白かった。
:2021/2/12追記
最近、自分で考えるという力を失くしてしまっている人が多いなあと感じます。
メディアが一人の人を一方通行の悪者にすれば、今度はその人が職を辞したら、辞めさせた人大勢をたたき出す。
最初から様々な意見の人を論議させればいいものを、一部の海外のニュースが取り上げたら、大々的にピックアップするもんだから、それに便乗した大勢の人が乗っかり、またそれを大々的に取り上げる。
僕らは人間だからミスは犯すし、口も滑るし、間違ったことも言う。その人の全人格を否定して犯罪者のように扱うメディアに踊らされてないだろうか?
逆もそうだ。すばらしい、天才だと褒め称えた人はヒーローになり、間違った事をしないような印象操作をされていないだろうか?
その人の全人格を肯定し、盲信する。
力があって人気があった人がどれほど、間違った事をしたと暴露され、摘発されてきたのでしょう。
盲信することによってどんな弊害がでるのか、今回の映画は、そんな事を考えさせてくれた作品でもあると思います。

様々な意見を取り入れる力、様々な可能性を考える力、様々な背景を自分で考える力を失った人たちは、何に踊らされ、これから何処に進んで何処に行き着くのでしょうか。

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