劇場公開時にコンディション最悪で見に行って寝落ちしてしまって悔しかったのでソフト出た時に見直した。面白かった。
ゴヤ賞作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞含む10部門受賞。
スペインのアンダルシア地方の湿地帯で起こる少女失踪事件の真相。
おなじ「湿地」の意味のアイスランド映画もあるがあちらはベストセラーが原作、こちらはアルベルト・ロドリゲスのオリジナル脚本。
ベテラン地元刑事フアンと転勤でやってきたペドロがその事件の捜査にあたる。
まー怪しい人次から次へと出てくる。どいつもこいつも犯人に見えてしまう。
ある意味予想通りである意味予想外に事件の謎は解かれていくのだけど、さらなる予想外の展開にビックリ。
これってそういうことなのか…？と。今まで見てたのは一体！？
確かに伏線はあった。しかし、そこに繋がるのかという感じ。
1980年代、フランコ独裁体制後。変化への弊害、貧困、犯罪などをうまいこと散らしてあのラスト。
ラストを見た上で振り返ると｢？｣となることもあり、解釈は人によって分かれそうな気もするが、わたしの解釈はまあアレだろうなという感じ。
